八丈島のヴィラ施設
Project no.18
設計担当:Desiner
設計補佐:Assistant
設計期間:Designe Date
工事期間:Const. Date
工事内容:Construction
用途 :Principal Use
構造 :Structure
敷地面積:Site Area
床面積 :Floor Area
敷地 :Building Site
構造設計:Struct Design
施工会社:Constructor
要望内容:Demand
田村 匡將
なし
2021年06月~12月
2022年1月~7月
新築
フロント無し完全非接触の宿泊施設
木造平屋(一部RC造)
670㎡ (202坪)※分等して申請許可取得
各53㎡(16坪)合計約212㎡(64坪)
東京都八丈島三根
JOIN WOOD
くれよん工事部
1.補助金を活用して計画したい(別途)
2.完全非接触のヴィラを4棟建てたい
3.雰囲気のある場所にしたい、自然を感じる場所にしたい。
4.シロアリに強い建物にしたい
5.開口部はあまり開けたくない
6.開放的な広い空間にしたい
東京都の亜熱帯地域に浮かぶ八丈島に完全非接触のヴィラ4棟設計しました。
東京羽田から50分の空旅であっという間に到着する、太平洋に囲まれた八丈島。八丈富士と三原山の2つの大きな山の谷間にある敷地には自然と落ち着いた空気感が漂います。
東京本土と比べて、冬と夏の寒暖差が緩やかな気候であり、沖縄に比べて交通量や発展はしていないため、ゆったりとした隠れ家的なリゾート地です。
コロナ渦で宿泊業がダメージを受ける中、玄関にあるタブレットでのリモート受付や施錠の設備を導入して設計しました。
空間は、脱衣所・風呂場以外は大きなワンルームとしていて、天上高さを2.9mと通常の住宅2.4mから50cm高く計画することで、コンパクトな面積ながら広々とした空間としています。内装は、人の胸下までの床+基礎立上りで明るく仕上げ、上部壁の仕上げをムードのある黒や濃い色の木を使って設えています。
通常設計期間は3ヶ月〜12ヶ月と内容によって様々ですが、設計期間が極端に短く、追加料金をお支払い頂くことで実質5週間で設計しました。あとは補助申請や建築確認申請に費やし設計いたしました。施主さんには良い建築が出来たとご満足頂いております。
要望1→通常の設計とは別で補助金資料作成料や経費を別途で頂くことで作成致しました。
要望2→施主側でリモート受付・施錠のシステムを構築して頂き、設計に整合させました。
要望3→黒を基調にした内装と細かな照明設計を行いあまり体験したことがない雰囲気を演出しました。土間スペースに大きな開口部を設けて自然を感じられるようにしました。
要望4→べた基礎とし立上りを1m以上設けてシロアリの地中・登ってくる侵入を防いでいます。
要望5→土間の大きな開口部や国の建築基準法に必要な開口以外は開けないようにしています。
要望6→大きなドーナッツ型のワンルームとし、空気が循環する開放的な空間としました。